想定外の日々かもね
No.59 ぐんと絆が深まったことを自覚した私だった
2021年5月31日 想定外の日々かもね
私が住んでいるのは、「サービス付き高齢者向け住宅」と呼ばれているところ。 先日、コロナ禍で久しく休止していた入居者の運営懇談会が開かれた。 この懇談会で、勝手に立ちあげた「原っぱ」プロジェクトの進行状況を説明し なくちゃ …
No.58 爽やかな風が吹き渡る原っぱで子どもたちは…
2021年4月30日 想定外の日々かもね
もうじき、高原に一番美しい季節が巡ってくる。 これまでは、咲き誇っていた真っ白な春のこぶしと桜の花に うっとりしていたけれど、いよいよ芽吹きのときを迎える。 今は、赤や黄や緑のクレパスで淡く優しく描いたように 森も山もふ …
No.57 その彼が昆虫ばかり登場させる台本を…
2021年3月31日 想定外の日々かもね
私の部屋が、目下、すごいことになっている。 もともと散らかってはいたのだけれど…… 今はもう手が付けられない状況と化している。 それもこれも、5月半ばにやれたらいいね、 ということになっている「原っぱ人形劇」の人形たちで …
No.56 ここにいるのは…
2021年2月28日 想定外の日々かもね
この頃、思う。 妥当な分別というか、思慮深さというか、 そういう自分を制御する装置が壊れちゃっているような。 それなりの歳なんだから、ほどほどにしなくちゃね、 突っ走ったら息切れするばかりなんだからね、 と、自分で自分に …
No.55過疎地に一人で移住して来ちゃうような女は…
2021年1月31日 想定外の日々かもね
那須に来てもうじき3年。 思えば、70歳を機にいきなり、50、60人のまったく縁のなかった人たちと 生活を共にし始めた私だ。 最初は、こんなにたくさんの人の名前を覚えるのは、絶対無理、 今さら誰かと特別親しくなるのも、絶 …
No.54 ここが人生の晩年のハイライトかも
2020年12月31日 想定外の日々かもね
2021年。 私は今や「原っぱ」のオーナー。 思えば、70も過ぎちゃってこういうことになるとは、まさかの展開だ。 終活世代と言われるお年頃になって、断捨離するどころか、 「原っぱ」にせっせと新しいガーデンハウスなんか建て …
No.53 ぼーっとしていたら「原っぱ」がのっとられそう
2020年11月29日 想定外の日々かもね
収穫の秋を迎え、「原っぱ」で芋煮会をやった。 というのは、隣の畑で野菜作りをしている隣人から、 「そろそろだよ。里芋掘り、やってみたいだろう」なんて言われたのだ。 いつも草刈り機の組み立てとか荷物運びとか手伝ってもらって …
No.52 来年5月、那須の最も緑の美しい季節に…
2020年10月31日 想定外の日々かもね
うっかり立ち上げた「原っぱ」プロジェクトのせいで、 自然の中でのんびり余生を送るはずの私の日々は激変してしまった。 「原っぱ」には、ガーデンハウスなる小屋がふたつも建ち、 それはそれで、嬉しいのだけれど……。 そのハウス …
No.51 元祖フリーター気質は治らない
2020年9月30日 想定外の日々かもね
コロナウイルス問題で数か月前から仕事が激減。 元祖フリーターの私は、 会社というものに正規雇用されたことが人生で一度もないので、 年金がこころもとない。 つい長生きしちゃったりした時のために、 元気なうちはずっと地道に働 …
No.50 妙な時代に生き合わせたものだなあ
2020年8月31日 想定外の日々かもね
いきなりの残暑。 聞けば、どこもかしこも猛暑に次ぐ猛暑。 元住んでいた東京練馬の気温が36度とか38度とか。 あっけにとられているうちに、わがサ高住の周辺では、 すでにコスモスが咲き始めている。 ススキの穂も風に揺れ始め …