今月の月刊新松戸
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俳句

10月の俳句・短歌・川柳

■俳諧「奴凧」 新涼に友二人来て飲む焼酎    佐藤 春生 寄り添えば青鬼灯も赤くなり   吉沢緋砂子 廃船の舵に絡むや葛かづら    鈴木 翠葉 月白し貨物車の音遠ざかる    勝  太郎 居酒屋の一隅に住むちちろ虫  …

9月の俳句・短歌・川柳

■俳諧「奴凧」   梅雨開けやキスゲに染まる霧ヶ峰   佐藤 春生 雨乞か葉にへばりつき蝸牛      吉沢緋砂子 炎昼や悟りきったる石仏       鈴木 翠葉 箱眼鏡石を起して鰍追ふ       勝  太郎 酷暑なり …

8月の俳句・短歌・川柳

■俳諧「奴凧」 梅雨開けを待ちて登山の計画書     佐藤 春生 地方紙にくるまれ届く枇杷が笑み    吉沢緋砂子 老鶯や昔庄屋の門構え         鈴木 翠葉 豆飯の緑爽やか香り立つ        勝  太郎 雨上 …

7月の俳句・短歌・川柳

 ■俳諧「奴凧」 桑の実に昭和の香り匂ひけり         佐藤 春生 小走りと静止で進む蜥蜴かな        吉沢緋砂子 花菖蒲小舟降りれば酒の蔵          鈴木 翠葉 雪渓にくろずむ雪の庇あり      …

6月の俳句・短歌・川柳

  ◆俳諧「奴凧」 場所取りや亀の子負けるな甲羅干し   佐藤 春生 古書街の匂ひに浸る昭和の日      吉沢緋砂子 山藤の旅の名残や奥飛騨路       鈴木 翠葉 烏飛ぶ人もまばらな夏の朝       勝  太郎 …

5月の俳句・短歌・川柳

◆俳諧「奴凧」 古池や捨て傘に乗り亀が鳴く       佐藤 春生 春耕や太っちょ蚯蚓みみず宿おわれ     吉沢緋砂子 妙高の雪形いっ景青い空         鈴木 翠葉 花にらの咲きて地上の星となり      勝   …

4月の俳句・短歌・川柳

◆俳諧「奴凧」 枯れ枝と思えばひょっこり梅の花    佐藤 春生 踏めば泣く悩ましきかな霜柱      吉沢緋砂子 お通しや今宵白魚おどり食い      鈴木 翠葉 恋猫の争う声や宵の口         勝  太郎 春雨 …

3月の俳句・短歌・川柳

◆俳諧「奴凧」 春一番吹いて畦道青い花         佐藤 春生 失せものは未だそのままで二月入り    吉沢緋砂子 菜の花へ太平洋の日がのぼり       鈴木 翠葉 冬の夜かすかに嬰あかの泣くを聞く    勝  太 …

2月の俳句・短歌・川柳

◆俳諧「奴凧」 淑気満つ御岩神社の三本杉       佐藤 春生 惜しまれつ館の端に冬日去る      吉沢緋砂子 小豆粥邪気を払いて春を待つ      鈴木  …

1月の俳句・短歌・川柳

◆俳諧「奴凧」 枯野行く十国峠の富士白く       佐藤 春生 柚子の香や想いおこして淡き恋     吉沢緋砂子 野晒しの案山子傾く枯野かな      鈴木  …

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