実際に見て感じたことを表現

生活工房では絵画の制作をする際、実際に見て描くことを大切にしています。

例えば、身のまわりの生きものや畑でとれた面白い形の野菜、

展覧会や動植物園で直接観察したものなどを中心に制作しています。

これは、写真だけでは分からない、そのものの大きさや質感、息遣いを感じとってもらい、

創作に活かしてほしいと考えているからです。

制作では、現場で描いたスケッチや写真を基に、大胆な線や塗りで描きながらも、

一人一人がこだわりを持って細やかに表現しています。

金杉信明さん(1987年生まれ)は制作のことをいつも考えていて、

工房に来ると昼休みに何を作りたいかということを教えてくれます。

木材やダンボール、トイレットペーパーの芯など、創作活動に使われる素材はとても幅広いです。

最近は小さな時計をいくつも作ることがお気に入りで、どれだけ細かく、

小さくしていくかにこだわっています。そのこだわりは絵の活動でも発揮されています。

今月の作品は千葉市動物公園に行った時に描かれたものです。

動物園ではそれぞれのグループに分かれて回りながら、気になる動物をスケッチしました。

信明さんはカラフトフクロウが気に入ったようで、集中して描いていました。

紙いっぱいに描かれたフクロウに細かく丸模様を敷き詰め、

羽や尾などの一部にワンポイントとして大胆に色をのせることで、繊細な模様がより際立ち、

幾重にも重なった丸から羽毛のような温かみを感じられる作品になっています。

目次

四季折々 如月

想定外の日々かもね(79)久田 恵 「『老い』を受け入れた自分を、感じた」

弁護士ノート(54)大原 浩史「管理負担が大きい土地を相続したときは…」

まち情報 たて組

おだいじに(154)石井 秀幸「眠くならず効果の高い花粉症の薬は?」

おもちゃの病院から(186)立川 統 「ハイパーレスキューが出動しない」

新松戸トピック「新松戸商店会連合会『新年賀詞交換会』が開催されました

ホームドクターの健康相談室(241)栄原 智文「梅毒が再び流行しています」

こころの診察室(249)畑野 民栄 「初めての海外旅行」

軽やかに生きる法則(167)小倉 克夫  「電子メールを考える」

関さんの蔵通信(131)高野 正志「江戸時代の敵討〈上〉」

人のかたち/骨のはなし(51)村田 亮  「足の痛みも受験も、油断は禁物です!」

協賛店からのお知らせ

新松戸地図

暮らしの電話帳

不思議彩事記(492)流山児 祥 「先の見えない2023が始まった」

ちいさな美術館、ここに在り(32)源川 彦峰

今月の俳句・短歌・川柳・詩

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読者の広場

こちら新松戸パトロール隊!(62)池田 武司 「コロナウイルス感染が止まりません」

まち情報 よこ組

情報交換

編集室

今月の運勢(118)天道 象元