昼食やおやつ、販売も
生活工房では、生産活動の一環として加工活動も行っています。
この時間は、主に畑で収穫した野菜や、工房の周りで採れた木の実などを材料に、
ジャムやペーストなどを作っています。
今の時期は梅の実がたくさん穫れます。そこで梅干しや甘露煮、シロップなどを作るため、
利用者さんが実をきれいに洗ったりヘタを取ったり……加工の準備で大忙しです。
こうしてできたものは、利用者さんの昼食やおやつになるほか、
商品としてお店で販売もするため、皆さん真剣に作業をしています。
表紙絵の作者紹介
山城杏奈さん(1995年生まれ/千葉県)は、周りのものをよく見ていて、
小さな変化にも気がつき、よく教えてくれます。
こだわりが強く、一つのことに集中し始めると、他のものには目もくれず、
とことんやりぬく性格です。そんなストイックさは作品作りにも活かされています。
表紙の作品は、大洗水族館に行った際に制作されたものです。
迫力ある線で描かれたこの作品は、一見するとペンで描かれたようにも見えますが、
すべて色鉛筆で描かれています。
私たちが色鉛筆で塗るとき、白い隙間ができがちですが、
杏奈さんは隙間ができないように一切妥協せず、丁寧に時間をかけながら塗り込んでいきます。
こうして出来上がった作品は、ダイナミックでいて繊細さも合わせもち、見る人を圧倒します。