右手に木槌、左手に鑿を

書道家のアトリエに迷い込んだ編集者の目に今度は「刻字」が映ったようです。

書は、骨や甲羅に自分たちのモニュメントを彫りつけることから始まりました。

書道作品のジャンルには、筆で書いた文字を鑿を使って木や陶器、石に彫りつ

け、その陰影からより立体的に強調しようとした刻字作品があります。

今回ご紹介する作品は、昨年、新潟の出雲崎町で開いた刻字だけの展覧会

(175点)から選んだもので、魚のオブジェ、カウベル、壁掛け、硯屏、

筆立て、陶板、瓦当紋、琴、門鐘など(大きさや形状は様々)に文字を彫り、

金箔押し、胡粉、緑青を使って仕上げた装飾的なものです。

今年の秋には「国宝扇面古写経の下絵に万葉集の歌を散らし書きした作品」

44点を、芭蕉布張りの十二曲屏風に貼って展示します。

ほかに飾り扇子200本も展示します。

馬橋にある当美術館にお出でになれば、それらをご覧いただけます。

「馬橋駅」「馬橋中央町会会館」、王子神社境内の「洗心」「三峯神社」、

「ギャラリー風車」の看板も私の刻字文字です。

このところ外出の自粛で巣ごもり生活が続き、

子供も大人もストレスが募ってきているようです。

そんなときの気晴らしに、刻字をされてはいかがですか?

屋外室内を問わず、右手に木槌、左手に鑿を振るうのも

気持ちのいいものですよ。ひと鑿、ひと鑿、木片が飛んでいきます。

 

5月号目次

四季折々 皐月

想定外の日々かもね(46)久田 恵「遠いコロナがだんだんこちらへ」

弁護士ノート(21)宇都宮 貴士「貸したお金を返してもらうには」

第1回 新松戸・作文コンテスト「私の見る夢 新松戸・未来の姿」

優秀作品発表

おだいじに(121)石井 秀幸「新型コロナの経過と相談先は?」

ホームドクターの健康相談室(208)三浦 聡雄

「新型コロナ戦争=これまでとこれから」

こころの診察室(216)畑野 民栄「視点を変えてみると」

軽やかに生きる法則(134)小倉 克夫

「現場力」と「身を守ること」

シニアライフ考(50)石坪 直樹

「低体温かどうかをチェックして体を温めましょう」

人のかたち/骨のはなし(18)村田 亮「コロナ禍雑感」

関さんの蔵通信(98)渡辺 尚志

「江戸時代の村をめぐる親子の会話〈その7〉」

協賛店からのお知らせ〈おうちでごはん! テイクアウト情報〉

新松戸地図

暮らしの電話帳|広告協賛店一覧

新松戸総合歯科診療所 第10回「バラの写真コンテスト」開催

Coffee Break(17)横田 尚己「コロンビア」

求人/募集広告

不思議彩事記(459)流山児 祥「歴史と現実をみつめ、正しく恐れよう」

漢方薬屋の漢方談義〈新型コロナ特別版〉横尾 洋

「漢方の観点から考える新型コロナウイルス感染症」

この絵本、おススメです!(59)嶋田 小夜子

おもちゃの病院から(153)吉田 徳三

小さな鳩時計

読者の広場/「ヨーロッパに憧れて②」大野 和子

新松戸東パークハウス写真クラブ(179)わたしの視点 増田 正己

「新松戸駅付近」

今月の俳句 短歌 川柳

こちら、新松戸パトロール隊!(29)池田 武司

「新型コロナウイルスの勢いが止まりません!」

続 マスク 作ってみませんか?

まち情報 よこ組

情報交換

編集室

今月の運勢(85)天道 象元