表紙絵:21世紀の森と広場
表紙の絵と文/近藤 賢一
伊豆箱根旅行
明けましておめでとうございます。
3章「山陽・山陰旅行」の次は、新婚旅行で行った所をもう一度、
の旅である。30数年前、アメリカではなく伊豆半島の東海岸・
西海岸へ行った。当時の愛車ブルーバード2・0SSSのトラ
ンクにスパイクタイヤ(当時は使用可できた)を積み、2月の
東伊豆(稲取)、西伊豆(堂ヶ島)、箱根へ。
そして2018年3月。30数年ぶりに現在の愛車で再び東伊豆
・箱根へ。首都・東名高速、小田原厚木道路、桜の咲く小田原
城、高台にそびえる熱海城、城ケ崎海岸の吊り橋、大室山山頂
から太平洋の海原を眺め……。
稲取銀水荘に到着。フロントで、旅行会社からの手書きのメッセ
ージを有り難く受け取る。宿の方も旅の目的が分かったであろ
うか。妻は、宿の近くに来ると懐かしそうで、周辺の道や風景、
宿を記憶しているようであった。私は、宿の建物を見てようやく
記憶が蘇ってきた。
翌日は次の目的地、箱根へ。下田ペリーロード、黒船、浄蓮の
滝、韮山反射炉、三島スカイウォーク…と寄り道しながら山の
ホテル(箱根)に到着。数日前に降った雪が残っていた。ホテ
ルに入ると記憶が蘇ってきた。
ホテルで働く人が箱根のスギ花粉で悩んでおられ、私も一時期
花粉症になってしまった。帰宅後、宿の絵を描いてお礼のはが
きを送ると、稲取銀水荘の若女将からも礼状をいただいた。こ
れからも旅に出かけたいと思う。