新年の始まりとともに、いよいよ寒さも厳しく本格的な冬になってきましたね。絵本には冬の喜びや楽しみをみつけることができるものがいっぱいありますよ。ご家族で楽しんでください。
『ゆきのひ』3歳〜
文と絵/エズラ・ジャック・キーツ
訳/きじま はじめ 偕成社
冬の朝、目を覚ますと窓の外はどこを見ても雪がつもっていた。ピーターは喜んで外へ——。雪の日の感動、喜びを美しい貼り絵で描いた絵本です。初版は1969年ですが、再版を重ね、今も読み継がれています。
『雪の写真家 ベントレー』10歳〜
作/ジャクリーン・ブリックス・マーティン
絵/メアリー・アゼアリアン 訳/千葉 茂樹 BL出版
伝記絵本です。アメリカの豪雪地帯の小さな農村に生まれたベントレー。農夫として一生を過ごしながら、アマチュア研究家として雪の神秘的な魅力を人々に伝えました。ぬくもりのある版画で描かれています。
『大雪』6歳〜
文/ゼリーナ・ヘンツ 絵/アロイス・カリジェ
訳/生野 幸吉 岩波書店
カリジェの絵で有名なスイス生まれの絵本です。約50年ぶりに、スイス版の原書の色味を再現し、出版されました。アルプスの兄妹、ウルスリとフルリーナは、そり大会にむけて準備にはげんでいます。フルリーナは麓の村の糸屋さんに毛糸のふさを買いに行きますが、吹雪のため帰れなくなります……。