台風19号の被害は想像を超えていました。
温暖化が影響しているとも言われていますが…。
スウェーデンのグレタさんの国連気候サミットでのスピーチが心に響きます。
絵本には、平和や環境のことなど大切なメッセージが込められているものがあります。
難しい言葉ではなく、楽しい物語として語られています。
今月はそんな三冊をご紹介します。
『ちいさいおうち』6歳〜
文・絵/バージニア・リーバートン 訳/石井 桃子 岩波書店
ずっと昔、丘の上でちいさいおうちが幸せに暮らしていました。
ところがある日のこと。道ができ、車が走りだし、やがて家のまわりは大都会に。
夜も月や星が見えなくなってしまいました。
自然が失われていく様子が、幼い子供たちに伝わっていく絵本です。
『ものぐさトミー』6歳〜
文・絵/ペーン・デュポア 訳/松岡 亨子 岩波書店
トミーは電気仕掛けの家に住んでいます。朝起きてから寝るまで、
着替えも食事もお風呂も、ぜんぶ自動です。ところが、嵐がやってきて停電に。
トミーの生活はどうなるのでしょう…?小学校での読み聞かせで人気の一冊です。
『どうぶつ会議』10歳〜
文/エーリッヒ・ケストナー 絵/ワルター・トリヤー
訳/光吉 夏弥 岩波書店
平和のため、人間たちは何度も会議を開きますが、話し合いは失敗ばかり。
ばかばかしくなった動物たちはついに立ち上がり、
世界中の動物代表を集めて会議を開きます。
すべての動物と人間の子供たちを幸せにするために…。