そろそろ梅雨入りですね。外で思いっきり遊べない日は、詩の世界へ出かけてみませんか?
共感できる詩や、懐かしさを感じる詩、クスッと笑える詩……短い言葉の中に、
広い世界が凝縮されています。今月は、おすすめの詩集を3冊ご紹介します。

 

『詩ふたつ』大人
著/長田 弘 画/グスタフ・クリムト クレヨンハウス

亡くなった長田さんの妻、瑞枝さんへの思いが詩になっています。
クリムトの樹木と花々の絵がそんな詩と響き合い、
愛する人を見送ったすべての人に捧げられているように思います。

 

『ポケット詩集』中学生〜大人
編/田中 和雄 童話屋

「この詩集をほんとうの子どもたちと、子どもの心を持った大人たちに捧げます」と、
編者の田中さん。ぜひ、前書きからゆっくり読み始めてください。続編も出版されています。

 

『大学生の一行詩 父よ母よ』大人
編/吉村 英夫+シネカブ 大月書店

三重大学の一行詩。若者たちの本音がぎっしり詰まっています。
思わず笑ってしまうのですが、ジーンときたりもして…。
今どきの若者、捨てたもんじゃありません。