待望の新茶が一年分

 

今年も掛川の兄から、待望の新茶が一年分届きました。

兄や甥たちの汗の結晶と、毎朝感謝しながらお茶を淹れて飲み、

そのお茶がらは朝食としてもう15年以上、

オートミールとヨーグルト、シリアルと一緒にいただいています。

そのおかげで胃腸もよく働くのか、いつも快調です。

時々、友人たちから電話で「元気?」と訊ねられますが、

「口とお腹だけは元気」と答えています。

一人暮らしなので、お昼は毎日ご飯を炊き、適当に副食を作って食べています。

今年になって村から30キロほど離れた港町、エンセナダに

住んでいる日本人夫妻と知り合いました。

この奥さんが美味しい手料理を作って時々ご馳走してくれます。

最近もロサンゼルスから美味しいすき焼き用の肉を買って、

家まで作りに来てくれました。

いなり寿司もたくさん作ってくれて満腹、大満足でした。

その3日後には、餃子を作ったからとご馳走になりに行きましたが、

手料理のご馳走はほんとうに久しぶりで、お腹の虫が驚いているでしょう。

6月に入って、今年2番目の熱帯性低気圧が太平洋南岸に発生。

沿岸沿いに北上していましたが、急に方向を変えてメキシコ南部を縦断し、

メキシコ湾に抜けました。これからハリケーンのシーズンを迎え、

政府も早目の避難を勧めています。

メキシコ内陸部ではこれから雨季に入り、例年大きな被害が出ていますが、

早くもこの低気圧で3人の死者が出ました。

それに比べて当地はこれから乾季に入り、早朝は霧が出て涼しい

のですが、昼間は連日35度を超えて快晴の毎日となります。

でも乾燥しているためか、日陰に入ると過ごしやすいです。

 

久しぶりに蛇口から水が

 

4月15日、逃亡中の前ベラクルス州知事が、

グアテマラ南部のリゾート地で逮捕されました。

代理の州知事の助けでヘリコプターを使って逃げてから185日目でした。

昨年、メキシコで一番厳重な監獄から1500mものトンネルを掘って

脱獄した麻薬王も180日目に逮捕されましたが、

重要犯逃亡の新記録などと言われています。

現在分かっているだけでも112の他人名義の銀行口座、

35もの幽霊会社のほか、国内からアメリカ、スペイン、コスタリカなどにも

不動産があるそうです。どんな心境でこれほど多額の公金を着服したのでしょう。

結果的に逃亡生活となったわけですが、快適な暮らしではなかったはずです。

メキシコでは、他の州の前知事がイタリアで逮捕されたり、

いまだに逃亡中の関係者が何人いるのか分かりません。

治安もますます悪くなり、3月に殺された人は2256人と最悪の状態です。

メキシコで死刑が行われないのは、裁判官が買収されるなどして

信用がないからだ、とも言われます。

メキシコ東北部の、レイノーサでは、先週からマフィア同士の縄張り争いと軍隊、

警察の三つ巴の銃撃戦が4回も起き、夜間外出禁止の厳戒態勢となっています。

中央部のプエブラ州では、送油管に穴を開けてガソリンを汲み出し、

市場で市価の半額以下で売られていたそうです。

軍隊が出動したところ、子供たちを盾に抵抗し、兵士が負傷する事件も起きました。

犯人は逮捕されましたが、仲間が道路を封鎖して釈放を迫っています。

政府は今週、3000人の軍隊を派遣するそうですが、

送油管に穴を開ける盗みはメキシコ各地でかなり前から起きているのに、

なぜ急に大騒ぎになったのか分かりません。

来年の選挙を目指して政治的目論見があるのではないでしょうか?