爽やかな季節になりました。木や草花は、きらきらと光を浴びてたくましく成長しています。
人間の子どもたちにとっては、お父さん、お母さんに読んでもらう絵本が心の栄養。
一緒に楽しめる時間はあっという間に過ぎていきます。
大きくなる前にたくさん楽しんでくださいね。
『はくしゅ ぱちぱち』(赤ちゃんから)
文/中川 ひろたか 絵/村上 康成 ひかりのくに
ねこにぞう、くまさんたちが登場して、次々と得意技を見せてくれます。
赤ちゃんは大喜びで、はくしゅ ぱちぱち! 最後はお母さんが登場。
何を見せてくれるかな…? 何度でも楽しめます。
『コッケモーモー!』(3歳ぐらいから)
文/ジュリエット・ダラス=コンテ 絵/アリソン・バートレット
訳/たなか あきこ 徳間書店
鳴き方を忘れたおんどりは、すっかり自信をなくしてしまいます。
ところがその夜、あやしい物音が……。キツネが忍び込もうとしていたのです。
そこで、おんどりは大活躍!鳴き声も絵も楽しいですよ。
『しろくまちゃんのほっとけーき』(2歳ぐらいから)
わかやま けん こぐま社
子どもたちはホットケーキが大好きです。
ホットケーキが焼き上がっていく様子が描かれた見開きページをひらくと、
思わず笑顔に。読み終わるとホットケーキが食べたくなります!
しまだ さよこ★プロフィール
1948年兵庫県神戸市生まれ。1998年から地域の小学校で読み聞かせを始める。絵本の楽しい世界を多くの人に伝えたいと、自宅で「とちのき文庫」を開設。JPIC(出版文化産業振興財団)読書アドバイザー。