恵みの雨で緑や花がいっぱいです

 

先月は40度近くまで気温が上がり、いよいよ今年も乾季が始まったのかと思いましたが、

今朝は6度まで急降下。寒い朝でした。

村は標高150メートルほどですが、周りを小高い山に囲まれた盆地で、

寒流が沖を通るせいか風向きによって寒くなったり、

砂漠からの風で暑くなったり、寒暖の差の激しい土地です。

でも、この気候のお陰でブドウやザクロ、イチジクなどが美味しくなり、

栽培にも適しているのでしょう。

昨年の暮れから時々まとまった雨が降り、水が流れているのを見たことがなかった

近くの川にも2度ほど濁流が流れました。昨年5月から止まっていた水道も、

10カ月ぶりに1日だけ水が届いて貯水タンクが一杯に。

10日ごとに買っていたタンク車の水も1回分助かりました。

「空気代」と言って支払っていた水道料金も、昨年の10月から打ち切っていましたが、

来週あたり支払いに行こうかと思っています。

この雨のお陰で、村の周りの褐色の野山はすっかり緑色になりました。

道ばたの辛子菜のような草も黄色い花を咲かせ、

遠目には日本の菜の花畑のようにきれいです。

2年間、雑草も生えなかった裏庭ですが、今年は2回も草刈りをしてもらいました。

サボテンも、初めて大きな白い花を咲かせました。

ぶどう畑でも新芽が伸び、イチジクは立派な大きな葉をいっぱいに茂らせています。

今年は美味しいブドウやイチジクが食べられそうで楽しみですが、

こればかりは神頼みです。実を付ける前に、また

恵みの雨が降ってくれればいいのですが。

 

ぼくはのんびり留守番です

 

メキシコでは、今週からイースターの春休みに入りました。

長い連休の少ないメキシコでは、どこの観光地も満員です。

息子たちは間近になってプランを立て始めたので予約がとれず、

結局、いつも行く甚平ザメが泳いでいるメキシコ湾の

コルテス海の村へ行くことになりました。

ぼくは、片道600キロメートルもあるうえ、

その村の海洋学者の友人も昨年亡くなりましたし、

不自由な片目で釣り糸や餌を付けるのも大変で迷惑をかけると思い、今回は遠慮しました。

ボクサー犬のパンチョとパンチャのご飯(鶏肉とトルテイヤの煮込み)を作り、

植木や鉢の草花の水やりをしながら、のんびりと大リーグを見て留守番です。

その村ではまだ電話も通じていなくて、テレビも見られません。

トランプ大統領のシリア空爆に対して、いち早く批判の声明を出したメキシコ大統領。

このニュースも気になります。米国内でも政策は失敗続きで

批判が相次いでいるようで、この先どうなるのでしょうか。