メキシコ版医療ミス 小児がんの薬はただの水
日本では、薬品のビンに注射器で異物が混入され、
死者がでて問題になりましたが、メキシコではさらに
悲惨な事件が起きました。現在、逃亡中の前ベラクルス州知事
(現在190の国でインターポールが行方を捜しています)の
在任中、小児がんの抗がん用薬品がただの水だったというので大騒動です。
4年間の在任期間中に、いったい何人の子供たちが亡くなったのか
さえ分かりません。北部のチアウア州でも似た事件が起き、
検察がアメリカ側に住んでいた前州知事を呼んで調査しています。
トランプ騒動
トランプ騒動まっただ中。メキシコでは連日、ニュースで話題になっています。
日本と比べて、政治家から批評家、ニュースキャスターまで
公然と大統領の悪口を言っています。
国境を越える移住者を多く出している町では、トランプ大統領の
人形を吊るして叩いたり火を点けて大騒ぎです。
年頭のガソリンの値上げで評判が悪かった
メキシコ大統領への風当たりも、
これで少しは収まったようですが、こちらもまだ各地で
道路封鎖や製油所からタンク車が出られないように人垣のデモなどが続いています。
1月のインフレ率は4.7%と何年振りかの高さになりました。
年末に少しだけ最低賃金が値上げされたのも吹っ飛んでしまいました。
現在、最低賃金は日給450円ほど。
これでどうやって家族が生活できるのでしょう?
メキシコ人は魔法使いのようです。
息子が建てている貸店舗も、工事を再開しましたが、
ガソリンの値上げで資材は物によっては30~50%も値上がりして大変です。
そのうえ、昨年、国会議員の報酬が大幅にアップして100倍以上になり、
暮れのボーナスも大判振舞いです。これに対する批判も
日増しに大きくなっています。
そこで一句……
昨年はほどんど降らなかった雨が、先月から10回も降り、
霜も5回ほど降りました。とうとう先日は、
4年前にここへ越して来てから3回目の雷鳴と雹が
大きな音を立てて降ってきて、驚きました。
近くの川の水も、7年振りとかで3mほどの水かさの濁流が
流れていましたが、5日ほど経って行ってみると、
また元の砂地になっていました。
それでも昨年暮れからの雨で、村の周りの野山はすっかり緑色になり、
不自由な目を休ませてくれます。
息子が昨年、アイフォンを届けてくれました。
パソコンをなんとか使っているのに、次はタブレット、そしてアイフォンと、
頭の中がかき回されています。それでもアイフォンのWhatsAppdeで
インドに赴任中の息子と顔を見ながら話し、写真のやり取りもしています。
貸店舗の工事の様子などを毎日、写して送ったりしていますが、
今度は6歳になる孫娘が自分で写真を写して送ってくれるようになりました。
まったく便利なものができました。
近頃は、メガネがなくても良く見える夢を見るのが楽しくなっています。
そこで一句…… 春眠やメガネ要らずの夢の中