喘息を持っています。風邪をひいたり季節の変わり目には必ず発作を起こし、これまで2度入院しています。主治医から吸入器を購入するように勧められましたが迷っています。必要でしょうか?(35歳主婦/2歳男児)

 

喘息の治療には、①急性発作への対応、②長期管理 の2つがあります。

① 急性発作への対応

症状を和らげる薬を使います。

喘息は気管が狭くなることによって起こる病気です。

発作の程度があまり重くないときは気管支拡張剤を内服します。

多くは去痰剤(痰きりの薬)を併用します。

呼吸が苦しかったり、胸部の診察で喘鳴がひどかったりする場合は、

気管支拡張剤の吸入を行います。

改善がない場合は入院して点滴などの治療することもあります。

② 長期管理

急性発作の程度が軽く、回数も年に数回以内で、

治療により症状が速やかに改善する場合は、

間欠型といって長期管理の必要はありません。

急性発作の程度が重かったり、軽くても繰り返す場合は

長期管理が必要となります。

抗アレルギー剤の内服や吸入で症状が出ないようにしますが、

ステロイド剤の継続的な吸入が必要になることもあります。

ご質問のお子さんの場合は2回入院しているとのことですので、

急性発作の程度はかなり重いと思われます。

家庭での継続的な吸入などの長期管理が必要と考えられます。

かかりつけの先生とよく相談して長期管理を行い、

お子さんが喘息の発作に苦しむことなく

通常の生活ができるようにしましょう。

★回答者……

DSC_9217小児科医師/小野元子先生
1949年生まれ。千葉大学医学部卒業。小児科医。千葉大学医学部付属病院・国保松戸市立病院・国立国府台病院(現独立行政法人国立国際医療研究センター国府台病院)・船橋市立医療センター勤務の後、1993年に小児外科医の夫と新松戸で「おのクリニック」開業。診察室での診療だけでなく学校医、保育所嘱託医などを通し地域医療に携わっている。日本小児科学会認定小児科専門医。松戸市医師会公衆衛生委員。松戸市小児科医会代表幹事。松戸市子ども子育て会議委員。