(長男=中2/二男=小6/三男=小2) 

ママが3月初旬より長期入院のため、

近くに住む祖母やママの友達などに支えてもらいながら

パパが家事をやっています。

もともと、乾燥ワカメは水で戻して食べる直前に味噌汁に入れろとか

料理にうるさく(一時期、朝食をつくっていたこともある)

一人暮らしが長く、洗濯の干し方にも一家言もつ

自称“家事能力の高い”パパですから、あまり苦になりません。

未知の領域……というか、

ママが心配して念押ししていたのが、

提出書類、学用品の用意や子どもの学校関係のことでした。

約2週間の春休みも終わり、始業式の翌日。

子ども達の通う小学校は給食も始まり、早速本格稼働です。

ところが、ノートの準備などで前日の就寝がみんな遅かったため、

ニ男と三男の動き出しが遅くバタバタでした。

長男は部活のため早朝に出かけていたのが救いです。

ニ男が学校に行かないといけない時間になっても何か探しています。

連絡帳ケースに入っていた“進級おめでとう”と書かかれた

オレンジ色画用紙B6サイズくらいの紙が宿題だったらしく、

登校前に確認したら、ないのです。

前日にパパは連絡帳を確認していたので、

それらしい紙がケースに入っていたのは覚えており

一緒に探しました。

しかし、同じような紙を三男も持っていたため記憶が混濁し、

事件は迷宮入りしそうになって遺失物届を覚悟?しましたが、

何とか見つけることができました。

犯人はパパでした(^_^;)

前の晩、私が連絡帳を見たときに抜け落ちていて、

片づけきれていない荷物に紛れていたのです。

やっと見つかり、ほっとひと安心と思ったら、

登校したはずの三男が

「教科書忘れた」と言って戻ってきました\(◎o◎)/!

これはすぐ見つかったのですが、

パパも遅刻寸前だったため、

「早くランドセルに入れて!」とプレッシャーをかけると、

斜めになったりで余計に入らないわ、

やっと準備できたと思ったら、今度は傘を忘れるわで、

往年のドリフターズコントのようなリアクション。

幼い三男に強い口調で言ってかわいそうかなと思いつつ、

イライラしていた私も、その真剣な様子とはうらはらな

コミカルさに吹き出しそうになりました(*^^*)

それにしても、小学2年生に進級したとはいえ

小さい背中のランドセル姿が(親ばかですが)かわいくて

見送りながら、ほっこりしました。

仕事もなんとか間に合いました。

さて、その日の夜。

今度は、明日持っていかなければならない道具袋がない

と、就寝間際に三男がベソをかいています。

仕事から帰宅前に家へ電話をかけて

「必要なものはない?」と確認していたのにも関わらず!

実は算数セットや絵の具や習字道具などは、

自宅で遊んで壊したり失くしたりしないように、

持って帰ったらすぐ押し入れにしまって子どもに触らせないで、

とママから厳命され、注意していたつもりだったのですが、

その道具袋はまったく記憶になく、パニック状態でした。

三男から事情聴取して、袋の大きさ、色や模様を事細かに聞いても

心当たりがありません。宇宙人(コビト?)が

私の脳をいじり、記憶操作をしたのかというくらい

スポッと記憶から抜け落ちて思い出せないのです。

夜更かしすると、翌朝に影響することを学習したので、

始業式の日に持って行ったのかもしてない、となだめ、

なんとか寝かしつけました。

ところが翌朝起きると、

あれだけ探しても見つからなかった三男の道具袋が、

なぜか洗面台にドヤ!とばかりに置かれていました。

あまりにも堂々としたその姿に、入院中のママが祖母に伝えて、

祖母が持ってきてくれたのかと思ったのですが、

そうでもなく、

宇宙人(コビト)が用意してくれたのか…いまだに不思議です???

まぁ、探し物というものは男女関係にも似て、追いかけるとダメですね(笑)。

起きてきた三男に「これが昨夜言ってた道具袋?」と確認すると、

「ほら、僕の言ってた通り(の大きさや色や模様の袋)でしょ!」と

サッカー日本代表の川島選手ばりのドヤ顔を見せてくれ、

ズッコケてしまいました。(*。A。)=3 ズコ!

世のお母さん方は毎日これをやられているのかと思うと

本当に頭が下がります。

こんな感じのタロパパの新年度準備はじめて物語でした。

(2015年4月)