イクメンコラムを書くにあたり、そもそも「育メン」とは何だろう?と考えてみた。
育メンとは「育児を楽しみ、自分自身も成長する男性のこと」で、
2010年頃から使われ始めた言葉らしい。
戦後の高度経済成長期に、男性は仕事、
女性は育児を含む家事という分業体制が主流となり、
男性は育児に関わらないことが多かったが、
その後、女性の社会進出が進むのと平行して男性も育児に関わるようになってきた。
しかし、明治、大正、さらに江戸時代まで遡ると、祖父母や兄弟、
そして村全体が子供を育て、教育は男性が行っていたらしい。
要は、時代の変化に伴って育児を担うものも変化し、
今はその変化の時なのかもしれないと思う。
もしかすると将来、あまりの少子化を何とかしようと、
国が中心となって育児を担うことになる可能性だってある。
実際、わたしの家では0歳の娘を保育園に預けている。
平日の娘は、起きている時間の3分の2を保育園で過ごしている現状を考えると、
すでに国に担われているような気がしないでもない。
そして残りの3分の1を妻とわたしが分担、共同で作業しているとすると、
親が育児をするのは、娘が起きている時間の5分の1程度ということになる。
このように育児を取り巻く環境が変わりつつある今、
育児をする父親の悩みなどを書いていきたいと思う。
(2014年5月3日/ひかりの父さん)