夜が長くなってきましたね。眠る前の読み聞かせは、お父さん、お母さんにとって
ちょっと負担かもしれません。でも、子供はあっという間に大きくなってしまいます。
ほんとうは、期間限定のお楽しみ。そんな貴重なひとときを、
親子でゆっくり楽しんでいただける絵本を3冊、どうぞ。

『おやすみなさい おつきさま』(2歳ぐらいから)

作/マーガレット・ワイズ・ブラウン
絵/クレメント・ハード 訳/せた ていじ
評論社

お月様みどり色のすてきなお部屋。うさぎの子供が寝るところです。
「おやすみ」の言葉が繰り返され、ページをめくるたびに部
屋が暗くなっていきます。子供はすーっと絵本の世界へ。
不思議な魅力の絵本です。

 

 

 

 

『おやすみなさい フランシス』(4歳ぐらいから)

文/ラッセル・ホーバン 絵/ガース・ウィリアムズ
訳/まつおか きょうこ
福音館書店

フランシス

夜、寝る時間になってもアナグマのフランシスは眠れません。
そこでお父さん、お母さんに次々と…。
子供たちは、フランシスに大いに共感するようです。
少し長いお話ですが、親子でゆっくり楽しんでください。
シリーズになっています。

 

 

 

 

 

 

 

『どうやって ねるのかな』(1歳ぐらいから)

作/やぶうち まさゆき
福音館書店

どうやって

シンプルな言葉と丁寧に描かれた動物たちの絵は、
見あきることがありません。読み方は自由です。
親子でお話を作っても。表紙のコアラはどうやってねるのかな…?
答えは裏表紙に!

 

 

 

 

 

嶋田さんH200

 

★絵本の案内人…

しまだ さよこ○プロフィール
1948年兵庫県神戸市生まれ。1998年から地域の小学校で読み聞かせを始める。絵本の楽しい世界を多くの人に伝えたいと、自宅で「とちのき文庫」を開設。JPIC(出版文化産業振興財団)読書アドバイザー。