亡き母の着物   文・写真/松田 由理恵

春に始まり季節はもう秋となりました。

次はどんな作品をご紹介させていただこうかしらと考え、

11月は私の誕生月でもありますので、亡き母を思いながら作品を選びました。

母はお茶の教室を開いていたため、亡くなった後、結構な数の着物が残されました。

それをそのまま保管しておくのは難しく、

また私たち姉妹もすでに終活の年齢になりました。

そこで、10年ほど前から思い出に残る着物を使って

タペストリーやアクセサリー、バッグ、マフラー、洋服などを作り、

親戚の方々にも使っていただいています。

今月ご紹介させていだいた作品は、母の帯を台布に、

母によく似合っていた着物で、前と後ろから見た着物姿を作って飾ったタペストリーと、

やはり母の紬の着物を使ったバッグです。 

むかし九州に住んでいた頃、ときどき母が訪ねて来てくれ、

私の隣で一緒にパッチワークのポーチやバッグ、リュックを作っていたことを思い出しました。

 母の大切にしていた着物を切り刻んでしまいましたが、きっとこれで良いと言ってくれるでしょう。

うれしそうな母の顔が目に浮かびます。

私が表紙のお話をいただいたことを、母は一番に喜んでくれていると思います。

11月号を母の着物で飾らせていただきありがとうございます。

月刊新松戸が配布されると、

いろいろな方に声をかけていただきとても励まされます。

次は12月号に向けてがんばります。

目次

四季折々  霜月

想定外の日々かもね(64)久田 恵 全体を眺めまわして「できちゃったなあ」と

弁護士ノート(39)國分 玲名 個人情報の取り扱い方について

まち情報 たて組

おだいじに(139)石井 秀幸 「今年はインフルエンザワクチンも接種したほうがいい?」

シニアライフ考(68)石坪 直樹 「背骨コンディショニング」

人のかたち/骨のはなし(36)村田 亮 「電子カルテとインターネット」

軽やかに生きる法則(152)小倉 克夫 「幸せってなんだろう?」

ホームドクターの健康相談室(226)三浦 聡雄 「新型コロナ第6波にそなえよう」

こころの診察室(234)畑野 民栄 「うっかりミスが多い分、対処能力が…」

関さんの蔵通信(116)前田 徳弘 「上総曲渕領村々と武左衛門」

協賛店からのお知らせ

新松戸地図

暮らしの電話帳

不思議彩事記(477)流山児 祥 

「はたして、政治の風景は変わるのか? 2021総選挙の秋」

ちいさな美術館、ここに在り(17)源川 彦峰

今月の俳句 短歌 川柳

おもちゃの病院から(171)立川 統 

「先輩Dr.のアドバイスはありがたい〈キーボード編〉」

まち情報 よこ組

こちら新松戸パトロール隊!(47)池田 武司 「緊急事態宣言」解除から1カ月

情報交換―伝言板

求人/募集広告

編集室

今月の運勢(103)天道 象元