硯屏

「硯屏」とは、硯の前に立てる小型の衝立のような物です。

飾り物のようにも見えますが、

硯屏が一つあるだけで空気感が違ってきます。

突き詰めて考えますに、

神聖な場を示す「結界」のような役目を負っている

と言ってもよいのではないでしょうか。

硯の前にこれを立てることで、机上が清浄化されるのです。

煎茶の世界では古くから、

文房飾りとして小机の上に、筆や墨、硯、硯屏、水滴、筆架、

墨床、筆洗、筆筒、紙鎮、印章等から選び、

整然と並べて鑑賞する習慣がありました。

ここに登場した硯屏は、

「双龍争宝珠」の図が浮き彫りにされた堆朱の物、

蝉型の玉硯が装填された物、

牙材に「李白観瀑の図」を嵌めた物、

石板の模様を景色に見立てた物などです。

これらを置いて一体どんな作品を書くのかね?と言われそうなので、

「甕」と大書した作品も紹介しました。

水か酒を入れる陶製のかめです。

左下に賛として「抱甕區々老漢隠 真山民之句」とし、

落款に「逸興を懐けば、荘志飛ぶ」と入れました。

廳(やくしょ)に勤めた者が、役所では水を満たした甕を抱いて、

毎朝飲み水を換えたり植物に水を遣ったり。

大きな甕を抱えてこせこせと雑用に追われているうち年を取ってしまったわい、というところでしょうか。

そして落款は、そうはいうものの俺だって、

やるぞと奮起すれば何でもできるのだ、と潜んでいる闘志を表しています。

一字作品には、自分の意志を濃厚に出さず、

お道化てデフォルメした字を書いているだけのものが多いのです。

目次

四季折々 如月

想定外の日々かもね(55)久田 恵 

過疎地に一人で移住して来ちゃうような女は…

弁護士ノート(30)大原 浩史 ペット飼育禁止特約について

まち情報 たて組

おだいじに(130)石井 秀幸 

医療機関逼迫、コロナに感染しても入院できない?

軽やかに生きる法則(143)小倉 克夫 コロナの1年を振り返って

ホームドクターの健康相談室(217)栄原 智文 [診察問答]霜焼けの治し方

こころの診察室(225)畑野 民栄 会食をしながら国民に「自粛」を訴えても…

シニアライフ考(59)石坪 直樹 終末期についての考察〈2〉介護生活の始まり

人のかたち/骨のはなし(27)村田 亮 

「指輪っかテスト」でサルコペニアをチェック!

関さんの蔵通信(107)金井 勝忠 明治維新の幸谷村への影響〈後編〉

不思議彩事記(468)流山児 祥 非常事態宣言下、2度目の公演延期

協賛店からのお知らせ

新松戸地図

おもちゃの病院から(162)井上 日出夫 マリちゃん人形〈その1〉

暮らしの電話帳

ヨーロッパに憧れて(9)大野 和子 南アフリカ縦断の旅

ちいさな美術館、ここに在り 源川 彦峰

読者の広場

新松戸東パークハウス写真クラブ(188)わたしの視点 安東 保昌 マンションでの写真

今月の俳句 短歌 川柳

こちら、新松戸パトロール隊!(38)池田 武司 新型コロナウイルス感染拡大!

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今月の運勢(94)天道 象元