顔のある作品風景
今回、編集者が取り上げたのは「顔」でした。
私は電車に乗ると、向かいの席に坐っている人の顔をしげしげと観察し、
特徴のある人の顔を素描して版画に彫ることがあります。
中国を旅していた時、建築の屋根瓦に人面を発見して興奮しました。
でも、よく見たら人面ではなく鬼面だったのです。
表紙に掲げた丸い軒瓦の鬼面がそれですが、
これが発展して日本の社寺の鬼瓦になったと伝えられています。
魔除けの役割をしているはずなのですが、
中国の鬼面瓦はお道化ていて可愛いでしょう?
また、中国の砂漠を歩いていて私の足にぶつかった北魏時代の仏頭や、
妻、節子の彫った仏頭部の作品、私の地蔵さまの花入れも。
いろいろな表情の顔は、
陶芸体験で下手なうちは手が泥まみれになりますが、
それをこすげて小豆大に丸めておいたものに
楊枝で引っ掻いて目鼻を付けたもの。
不揃いな形なので、いろいろな人の顔に見えて楽しいのです。
これを角盆に貼り付けて作品にしたこともあります。
先日、昨年一年間、表紙絵を担当された近藤賢一さんが訪ねてこられ、
「小さな美術館ですが所蔵品が豊富で楽しい」
と言ってくださいました。
表紙を見ていただき、その所有者を不思議に思われて連絡をいただくことも。
私の芸術上の内面を紹介させてもらっています。
7月の目次
四季折々 文月
想定外の日々かもね(48)久田 恵
「チョー気分がよい一日だったのだ」
護士ノート(23)坂爪 友洋「遺言書をみつけたとき…」
特集 誌上・まちゼミ
おだいじに(123)石井 秀幸
「新型コロナ、3つの検査法の違いは?」
軽やかに生きる法則(136)小倉 克夫「リモートワーク」
ホームドクターの健康相談室(210)三浦 聡雄
「新型コロナ抑え込み=日本の謎?」
こころの診察室(218)畑野 民栄 「キャラ」と「人格」は別もの
シニアライフ考(52)石坪 直樹
「高齢社会総合研究機構からのメッセージ おうちえ」
人のかたち/骨のはなし(20)村田 亮「コロナ明け? と梅雨入り」
新松戸地図
協賛店からのお知らせ
暮らしの電話帳||広告協賛店一覧
求人/募集広告
関さんの蔵通信(100)高野 正志「太陰暦から太陽暦への改暦」
不思議彩事記(461)流山児 祥
「コロナ禍のトーキョー2020夏 熱い映画を撮ってます」
ポツンと美術館 源川 彦峰
「ヨーロッパに憧れて④」大野 和子「フランスでの昼食のピンとキリ」
おもちゃの病院から(155)井上 日出夫「デジタル過信で失敗!」
新松戸東パークハウス写真クラブ(181)わたしの視点 安東 保昌
「紫陽花」
今月の俳句 短歌 川柳
こちら、新松戸パトロール隊!(31)池田 武司
「新型コロナウイルスの影響が続きます」
まち情報 よこ組
情報交換
編集室
今月の運勢(87)天道 象元