いま、子供たちに一番伝えたいことはなんだろう…? と考えてみました。いろんなことがあるけれど、やっぱり私は「この世界は生きていく価値がある」ということではないかと思いました。そして、だからこそ「希望」を持って前に進むことが大切なんだと伝えたい。今月はそんな思いを込めて選びました。ご家族でどうぞ!

 

『きみたちにおくるうた-むすめたちへの手紙』6歳〜大人
文/バラク・オバマ 絵/ローレン・ロング 訳/さくま ゆみこ 明石書房

アメリカの前大統領、バラク・オバマさんが、一人の親として娘たちに宛てた愛情あふれる手紙です。画期的な働きをした13人を挙げ、これからの未来をつくるのは君たちだと語りかけます。
世界中の子供たちに届けたい手紙です。

 

『この世界いっぱい』6歳〜大人
文/リズ・ガートン・スキャンロン 絵/マーラ・フレイジー 訳/長田 弘 ブロンズ新社

ページをめくっていくうち、「この世界いっぱい」という繰り返しのフレーズと、絵の素晴らしさに包み込まれていくような一冊。ありのままに存在する自然や、何気ない日常すべてが、とても大切なものだと思えてきます。

 

『きぼう こころひらくとき』6歳〜大人
作/ローレン・トンプソン 訳/千葉 茂樹 ほるぷ出版

「人は誰でも希望が必要です」とローレン・トンプソンは語っています。そして希望には強い伝染力がある、と。9・11 同時多発テロの後、手助けをする中で感じたこと、考えたことを通して、
当時4歳だった息子に、この世界が安心して生きることができる場所だと分かってもらうため、
この絵本を書いたそうです。写真とともに彼女の言葉に耳を傾けてください。