ヨシタケシンスケさんの最初の絵本が出たとき、頭の固い私は
「変わった絵本だな」と思い、興味を持てませんでした。でも今では、
子供から大人まで楽しみながら想像力を広げていける本だと思うように。
ヨシタケさんは、自宅で文庫を開いていたお母さんの影響で、
絵本や語りの世界と出合うことになったそうです。そしてもう一冊は、
正解のない道徳の問題の本。親子で話し合うきっかけになればと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『答えのない道徳の問題 どう解く?』10歳〜大人
文/やまざき ひろし
絵/きむらよう・にさわだいらはるひと+小学生のみんな ポプラ社

「いじめ。かぞく。いのち。大人が考えている以上に、子どもは考えている。」と、
本の帯にあります。率直な疑問に、子供たちもよく知っている各界の著名人が答えます。
あなたなら、どう答えますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『りんごかもしれない』小学生〜大人
作/ヨシタケシンスケ ブロンズ新社

ヨシタケワールド第一作目。テーブルの上にりんごが一つ。
でも、もしかしたらこれはりんごじゃないかもしれない、と、
想像がどんどん、どんどんふくらんで……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『このあと どうしちゃおう』小学生〜大人
作/ヨシタケシンスケ ブロンズ新社

おじいちゃんが死んだあと、ベッドの下からノートが1冊。
「自分が死んだらどうなりたいか。どうしてほしいか」が、いっぱい書いてありました。
それは、死後の素敵な世界。死ぬのが楽しみになりそうな、
でもいじわるなアイツがいく地獄のことも書いてあったりして……。ちょっと笑えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『それしか ないわけ ないでしょう』小学生〜大人
作/ヨシタケシンスケ 白泉社

未来についての悲観論が世の中にはいっぱい。
だけど、一人の女の子が「それしかないわけないでしょう」と、
楽しい未来について考えます。すると、次から次へと楽しい未来が見えてきた。
考え方ひとつなんですね。