人は、いろんな人と出会いながら成長していきます。
そしてさまざまな場面で、能力の差や違いを感じて落ち込んだり、迷ったりします。
それは大人も子供も同じではないでしょうか。そこで、そんなとき
「自分らしくていいんだよ」と励ましてくれる絵本を3冊ご紹介します。
『まあちゃんのながいかみ』4歳ぐらいから
作/たかどの ほうこ 福音館書店
はあちゃんとみいちゃんは、長い髪が自慢の女の子。
一方、まあちゃんは、短いおかっぱ頭です。そんなまあちゃんが、
二人にこれからどれくらい髪を長く伸ばすのかを話し出します。その想像力たるや…!
『ロバのロバちゃん』文・絵/ロジャー・デュポアサン
訳/廚川 圭子 偕成社 4歳ぐらいから
自分の耳が格好わるいと思い込んでいるロバちゃん。
ほかの動物たちに相談すると、いろいろアドバイスしてくれますが…。
やさしい絵と分かりやすいストーリーで、自分らしさがいかに大切かを教えてくれます。
『ウェズレーの国』作/ポール・フライシュマン 絵/ケビン・ホークス
訳/千葉 茂樹 あすなろ書房 10歳ぐらいから
いじめられっこのウェズレーは、一人で本を読むのが大好き。
夏休みの自由研究で、自分だけの植物を育てて自分の文明を
つくろうと思いつきます。やがて家の庭は、
ウェズレーの努力ですばらしい王国に。こんな夏休みになったらいいですね!