「絵本の読み聞かせは種まき」と、よく言われます。
いつ種が芽を出すのか?どんなふうに成長するのか?
私たちは確かめることができません。でも、子供たちの可能性と種の生命力を信じて、
絵本の世界を一緒に楽しみたいと思います。
『のえんどうと100にんのこどもたち』3歳ぐらいから
作/甲斐 信枝 福音館書店
ピンクの可憐な花を咲かせるのえんどう。
これは、お母さんえんどうから生まれた100人の豆粒たちが、
独り立ちするまでのお話です。読み聞かせで、
子供たちが熱心に聞き入ってくれる一冊です。
『はなのすきなうし』4歳ぐらいから
話/マンロー・リーフ 絵/ロバート・ローソン
訳/光吉 夏弥 岩波書店
フェルジナンドは、花の匂いをかぐのが大好きなやさしい子牛。
ところが、すくすくと大きくなったある日、闘牛としてマドリードに連れていかれ…。
さて、フェルジナンドはどうなるのでしょう? 母さん牛が魅力的です。
『ハスの花の精リアン』4歳ぐらいから
作・絵/チェン・ジャンホン 訳/平岡 敦 徳間書店
貧しい漁師のローおじさん。魚が捕れずに困っていると、ハスの花の精のリアンが
魔法を使って魚がいっぱい捕れるようにしてあげます。
そんな噂が広まって王様の耳へ…。美しい絵がお話の世界へと誘ってくれます。