大地震発生直後から、フェイクニュースが…

 

先月7日にメキシコ南部の太平洋岸で震度8.1の大地震が発生、

大きな被害が出てから12日後に、今度はメキシコ市から南に約130㎞の地点を震源とする

震度7.1の地震が発生しました。時間も、32年前と5時間ほどの違いで、

また大きな被害が出ました。

それでも32年の間に建物の補強が進んでいたのでしょうか。

前回はおよそ2000棟ものビルが倒壊し、死者も1万人以上、

未だに行方不明もいてはっきり分かりませんが、今回倒壊したのは40棟ほど、

死者約320人、行方不明者0、倒壊したビルの下敷きになっていた

最後の1人の遺体も収容され、先週救出作業が終わりました。

避難訓練などが毎年行われていたため、被害が少なくなったのでしょう。

日本をはじめ世界各国から来ていた救援隊も無事撤収し、これから再建が始まります。

地震発生直後、メールで「ここから30㎞北にある大きな断層が地震で陥没して、

カリフォルニア半島は本土と離れる」とか「メキシコ市の近くの火山が噴火する」とかの

デマも流れていました。今はやりのフェイクニュースですが、迷惑千万です。

 

息子一家と懐かしいリゾート地へ

 

先週、息子がインドから成田経由でたくさんのみやげを抱えて帰って来ました。

休む間もなく、カリフォルニア湾の北の奥サン・フェリッペのリゾート地の

家を借りたというので、家族みんなで行ってきました。

52年振りに訪れた小さな漁村は、メヒカリに住んでいたとき、

友人とよく200㎞の道を1時間40分ほどかけて魚釣りに行っていた所です。

今回行ってみると立派な町になっていて、スーパーやホテルなどが並び、

見渡す限り砂漠だった所にもきれいな家が建って、プライベート海岸やプール、

レストランなどがあり、家を借りるとヤクシ(ジャグジーバス)やシャワー、テニスコートなどの

娯楽施設が使えるようになっていました。

小さな漁村の変わり方に驚きましたが、大きなスピーカーで賑やかな音楽が流れ、

観光客でごった返している様子に、想像していた場所が消え、

50年の歳月が過ぎて行ったことを寂しく思いました。

50年前の釣り仲間も一人も見つからず、もうお墓に入っているのかなとなおさら幻滅でした。

この海岸では昔、バケツ一杯の貝を30分ほどで拾ったものですが、

今回は1時間かけてやっと1ダースでした。この辺りは、大潮には3.5mも潮位の干満があり、

潮が満ちてくると2㎞ほどの砂浜が瞬く間に海水で覆われ、沖の方で遊んでいると危険です。

250㎞の山道を砂漠や岩山などを眺めながら3時間半で帰ってきました。

息子は今回、家族全員を連れて行き、途中でディズニーランドや東京を観光して

インドで2カ月間過ごすそうです。小学1年と高校1年、3年の孫たちは

学校とネット通信で勉強するそうで、便利な時代になったものです。