毎日のように世界各地から紛争のニュースが届きます。子供たちがこれから生きていく世界がどうか平和でありますように、と願わずにはおれません。たっぷりと時間のある夏休み。親子で平和について考えていただけたらと思います。

 

『ランドセルは海を越えて』
写真・文/内堀 タケシ ポプラ社 10歳ぐらいから

長く戦争状態が続いたアフガニスタンでは、いつでも学校に通えるわけではありません。日本の子供たちが6年間使ったランドセルが、アフガニスタンの子供たちに贈られています。ランドセルを受け取った子供たちの笑顔には、勉強できる喜びがあふれています。

『タケノコごはん』
文/大島 渚 絵/伊藤 秀男 ポプラ社  10歳ぐらいから

映画監督の故・大島渚さんが、息子さんの宿題のために子供時代の思い出を作文にしました。戦争中は小学生だった大島さん、何を感じていたのでしょうか? 迫力ある絵が心にせまってきます。後書きも読んでくださいね。

 

『せかいのひとびと』
絵・文/ピーター・スピアー 訳/松川 真弓 評論社 10歳ぐらいから

多様な人々が共存しているこの地球。肌の色、目の色、食べもの、言葉、考え方、宗教、服装、ペット、おまつり……違いがいっぱいです。自分と違う人たちのことを想うことが、平和への一歩となるのではないでしょうか。