わたしたちの住む地球には、生命があふれています。いったいどれくらいの種類の生きものがいるのでしょうか? 人間もがんばっていますが、人間でない生きものたちも、地球のいたるところでがんばっています。そんな生きものたちの絵本。猛暑の夏も、元気が湧いてきますよ!

 

『ちいさな ヒッポ』
作/マーシャ・ブラウン 訳/内田 茉莉子 偕成社 4歳ぐらいから

ヒッポは小さなカバの赤ちゃん。いつもお母さんと一緒です。でもある日、大人のカバたちが寝ている間に、一人で水面まで上がってしまいました。そこへ、大きなワニが音もたてずに近づいてきて……。可愛いヒッポが魅力的で、読んだ後、カバが大好きになりそうです。

 

 

『とべバッタ』
作/田島 征三 偕成社 5歳ぐらいから

びくびくしながらバッタは茂みの中に隠れています。こわいものたちが、バッタを食べようと狙っているからです。でも「もうこんな暮らしはイヤだ!」と決意して、外へ出ることに。するとさっそく、ヘビが大きな口をあけて…。迫力満点の絵とともに、子供たちに人気の一冊です。

 

 

『いっしょだよ』
写・文/小寺 卓矢 アリス館 3歳ぐらいから

森の中は生命でいっぱいです。生まれたばかりの木の芽、美しく咲いた花々、かわいいきのこ、色とりどりの葉っぱ、小さな虫たち……いろんな命の一瞬が、美しい写真の中に。まるで森の中を散歩しているような気分にしてくれます。