年明け早々、ガソリン値上げで大騒動です
毎年、今年こそは平和で穏やかな年になってほしいと、
初日の出に手を合わせていますが、
昨年のメキシコは治安がさらに悪くなり、
マフィア同士の縄張り争いの抗争に、相変わらずの汚職事件、
逃走中の前知事には7万ドル近い懸賞金がかかっています。
そして新年早々、ガソリンやディーゼル油などが20%値上げされました。
大統領は「エネルギー改革で石油などが自由化され、ガソリンの価格も下がる」
と言っていたのに、いきなりの値上げですから、
各地でスーパーやデパートなどが襲撃、略奪されたり、
ガソリンスタンドが襲われたり、幹線道路が封鎖されたりと大騒動です。
メキシコ石油の総裁は「ガソリン値上げによる市場価格への影響はない」
などとテレビで話していますが、商品の運搬には
自転車か馬でも使えと言っているようです。
家族でにぎやかに
昨年12月22日にインドから息子夫婦が帰ってきました。
11月に訪ねて行った嫁さんと、京都や東京を観光をしてきたそうです。
嫁さんは、匂いの強いインドより清潔な日本が気に入ったようです。
日本から息子たちが雨を担いできたのか、
帰ってきた日から毎日のように少しずつ恵みの雨が降っています。
クリスマスイブには気温も下がり、霰まで降ってきたのには驚きました。
ここへ来て4年になりますが、霰が降ったのは初めてです。
元旦は珍しく早朝から快晴で、初日の出に手を合わせることができました。
メキシコではイブの夜に家族が集まり、食事をしたり、
大騒ぎでプレゼントを開けたりして、0時になると「クリスマスおめでとう」と
ハグをしながら夜を過ごします。
今年は14歳になる孫娘が、いつの間に覚えたのか
美味しいピザとケーキを焼いてくれ、息子の嫁さんが
イタリア料理を作ってくれました。少し食べ過ぎましたが、
楽しい夜を過ごすことができました。
大晦日は、嫁さんがiPhoneを片手にメキシコ料理のポソーレを作ってくれました。
この料理は豚足や牛の骨などに各種チレで味をつけ、
トウモロコシを入れてゆっくりと煮揚げます。
初めてにしては美味しかったです。
昨日は、町から日本人の2家族が稲荷ずしを持って訪ねて来てくれました。
10年振りに頂いたお寿司は美味しかったです。
ランチョに住んでいたとき、缶詰の味付きアゲで稲荷寿司をたくさん作りすぎ、
一人で毎日食べたことを思いだしました。
近くにある友人の骨董品の店に案内して、楽しいひとときを過ごしました。
昨日の夕方、息子たちは帰って行き、次に来るのは3カ月後。
また静かな独り暮らしに戻りました。