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ベラクルス州のお盆を懐かしく想い出しています

 

今年も、日本のお盆のような日「diade muerto」が終わりました。

街のスーパーに行ってみましたが、ハローウインの飾りものばかりが多く、

村の中学校では何かしているだろうかと訪ねたところ、

先生と生徒が造花や絵を描いて飾り付けをしていました。

この中学校は、生徒数183人、教員は25人です。

この村には、ほかに農業高校と小学校、保育園が1つずつあります。

当地では、前に住んでいたベラクルス地方のように

町ぐるみで飾り付けのコンクールをしたり、

グループでお面をつけて町中を踊って歩いたりするようなことはなく、

各家庭のお供えの味見をしたり、もてなし用のタマレスやチョコレートを

味わうこともできません。

ベラクルス地方では、一年でもっとも大事な行事で、

お墓でお供えのご馳走をお相伴したり、友人の家庭で

もてなしを受けたりしたことを懐かしく想い出しています。

 

巨額の横領で州知事は逃亡中

 

そのベラクルス州では、今年で任期最後の知事に

大金の使途不明金が発覚し、3週間前から行方不明となっています。

そのため、教員やスポーツ選手の給料の支払いが遅れ、

2万5000人近い人たちが道路を封鎖して大騒動。

ようやく昨日、一部だけ支払われたようですが、

ほかにも市長、町長、村長が州庁舎に居座り、

支払いが遅れている予算金を州に請求しています。

逃亡中の知事と取り巻き連中が盗み出したので、

3カ月も経費の支払いができず破産状態で、大統領に解決を要求しています。

この知事は、テキサス州に豪邸を建てていたり、

メキシコ各地に他人名義で32カ所に上る不動産や、

架空会社への支払い金があることが発覚。総額は6万ペソと巨額です。

報道関係者の殺害や行方不明者がメキシコで一番多く、

1日に平均7人もの行方不明者が出たり、各地で死体が埋葬されて

いるのが見つかったり、以前から噂があったのに、

なぜ今まで調査できなかったのか不思議です。

告訴寸前で検察から足止めされていたのですが、州所有のヘリコプターで逃亡し、

いつの間にか行方不明に。現与党が次回選挙まで匿うつもりだと噂されています。

トランプ氏の暴言も、メキシコのマフイアに頼めば…と笑い話に

 

昨晩は、遅くまでテレビでアメリカ合衆国の投票結果を見ていました。

メキシコ人のほとんどは、移民問題やメキシコ人に国境の壁を造らせるなどと

暴言を吐くトランプ候補に反対でしたから、当選が決まったときは大反響でした。

でも、どんなに高い壁を造っても、メキシコのマフィアに頼めば、

レール付きでエアコンから照明まで付いたトンネルを

すぐに掘ってくれるから問題ない、と笑い話にしています。