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■土曜日、テイフアナから友人家族が泊まりがけで遊びにきて、日曜日に近くのプールへ誘ってくれました。ここは井戸をたくさん持っていて、ぜいたくに水を使っていますが、プールの裏側は砂漠のように乾燥しています。村の水道もめったに水が出ないので、羨ましいです。

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■プールの周辺の風景。

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■タンク車。毎週1回こうして水を運んでもらい、買っています。5000ℓで22ドルぐらいです。

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■友人夫妻とその家族。

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■先週、友人の娘さんのジャネットが教会でコンフィルマシオンと言われるカトリックの儀式のミサ受けるというので呼ばれ、隣村の教会に行ってきました。

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■教会の中。

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■ジャネットとぼく。

いつの間にやら7年半…

2009年1月号にメキシコ湾側からランチョ便りを寄稿し始め、

3年前にランチョから3500㎞離れた太平洋側の

バハ・カリフォルニア州エンセーナダ郊外の

ぶどう畑に囲まれた小さな村に移り住み、

題名を「メキシコ便り」と変えて掲載していただいて、

いつの間にやら7年半。

自分では若いつもりが80歳になりました。

ボケ防止にと不自由な片目と人差し指で原稿を書いていますが、

出歩くことが減り、写真や記事も興味をもたれない内容に

なっているのではと心配しています。

教員の検定試験は3度まで

今、メキシコ南部の4つの州、とくにオアハカ州では

新教育改革法で、教員が3日以上欠勤すると給金が差し引かれ、

検定試験で2度まで不合格でも再試験を受けられますが、

3度目も不合格なら首になることになっています。

この法律に反対して州の幹線道路を封鎖したり、

役所を焼き打ちにしたり、

警官隊と衝突して死傷者も100人以上に。

道路封鎖で、オアハカ州では40以上の町で日用品や食料が不足し始め、

ガソリンも供給できなくなっています。

デモ隊は高速道路の料金所も占拠し、

一般車には「寄付を」と通行料を巻き上げ、

大型車は一切通さないので

トレーラーの行列が各地で起きています。

政府は軍用機で食料などを空輸し始めています。

先月、このデモのリーダー格2人と、

焼き打ちに加わった20人以上が逮捕されました。

メキシコ市では「即刻釈放を」と、

この反対運動を応援している他の州からも大型バスを連ねて

集まってきてデモ行進。

街の中にテントを張って居座り、

市内各所で大渋滞となり、一般市民も迷惑しています。

大統領は「この法律はすでに議会で可決されている」

と話し合いに応じませんが、デモに参加している教員たちは、

子供たちや街の人たちのことを考えて冷静に判断するようにと主張。

野党の指導者なども裏で煽動しているようで、

なかなか収まりそうにありません。

アメリカの独立記念日に

先日の夕方、突然大きな爆発音が聞こえ、

静かなこの村でもテロ騒ぎかと思ったら、

アメリカ合衆国独立記念日の前祝いの花火でした。

当日も音楽や花火で騒がしい一夜で、

メキシコの独立記念日には

学校の生徒たちが行進するだけなのに、

なんだか不思議な村です。

日本では参議院の選挙ですね。

昔は、小学生にまで無駄使いをせず

貯金通帳を作って貯蓄に励もうと言っていたのに、

今では消費が落ち込んでいるから

購買力を上げようなんて言っています。

メキシコの家と比べ、

物で溢れている日本の家の様子がテレビに出てきますが、

それでもまだ消費を増やそうというのでしょうか?

(2016年7月)