一人で立ち上がって歩き始めたので、そろそろ靴を買おうと思っています。靴選びは大事だと聞いていますが、どんな点に注意すればよいのでしょう。サイズは、少し大きめなものでもよいですか? 選び方のコツなどがあれば教えてください。(22歳主婦/1歳女児)

 

♪ 春よ来い、早く来い、歩きはじめたみいちゃんが、

赤い鼻緒のじょじょ履いて、おんもへ出たいと待っている♪

という童謡をご存知でしょうか?

相馬御風作詞、弘田竜太郎作曲の大正時代に作られた童謡です。

「じょじょ」というのは「草履」、「おんも」というのは「お外」のこと。

歩き始めた子どもに対する優しい視線を感じる優しい歌詞ですね。

ご相談されたお母さまも、きっとこのように感じていらっしゃるのだろうと、

微笑ましい気持ちになりました。

さて、私事で恐縮です。

数日前に転倒して足を挫いてしまいました。

すると、今まで履いていた靴が履けなくなりました。

包帯をした方だけ、いつもよりも大きなサイズの靴が必要になりました。

ケガをしていない方まで、大きなサイズを履くと、

靴の中で足が動き、痛んだり、転びそうになるからです。

左右それぞれにサイズが合う靴を履きましたが、

踏み出すと痛むのでは? どう足を運ぶのだったかしら?

たったの一歩を踏み出すのに、勇気が必要でした。

「歩き始めたみいちゃんは、偉いなぁ」と思ったりしました。

本題に戻りましょう。

歩き始めたばかりの子どもの靴選びのポイントですが

①軽い

②足に痛みを感じるような無駄な細工がない

③ちょうど良い大きさ(お店で実際に履いて、プロの店員さんにみてもらう)

のものを選ばれるとよいのではないでしょうか。

マジックテープなどで、サイズの微調整ができるものもあるようですよ。

★回答者……

新松戸幼稚園H150しんまつど幼稚園園長/寺田美子先生
1963年生まれ。十文字学園女子短期大学幼児教育学科卒業。聖徳大学大学院教職研究科教職実践専攻修了。現在学校法人松本学園新松戸幼稚園園長、及び聖徳大学、杉野服飾大学非常勤講師。日本保育学会、日本教材学会、国際幼児教育学会、日本フルート協会会員。日本音楽教育メディア学会。