はじめまして。1歳8カ月になる娘、ゆきちゃんの父です。

ゆきちゃんは、賢くてかわいいです(親バカ)。

では、どうかわいいのかな? と考えてみました。

まず最近は、意思の疎通が出来つつあるところがかわいいです。

泣いてる、どうしよう…? ということが減りました。

なぜか? 喋るからですね。当たり前ですが。

うちの子がよく言う台詞は

「なっと」「だっと」「ちー」

の3つかなって気がします。

「なっと」は納豆です。

起き抜けに目を擦りながら「なっと」と、口の前で糸を切る素振りをします。

お腹が空いた時、献立が気にくわない時、スーパーで買い物してる時、

「なっと」と、よく言ってます。これは語尾が上がります。

語尾が上がる感じと、口の前で指を左右に振る仕草がかわいいので、

つい、納豆を買ってしまいます。

故に、うちの冷蔵庫は常に納豆過剰です。

「だっと」は、抱っこです。

納豆が好き過ぎるため、抱っこと納豆が混同してしまってるのでは?と思います。

ただ、これを言うときは僕の前に立ちふさがり、仁王立ちで、

「だっとー」と甘えた感じで、

語尾が弱冠下がり気味に言うので聞き間違うことはありません。

保育園の帰り道、時間に余裕があるときは一緒に歩いて帰ります。

大抵は三分の一も行かないところで疲れてか、飽きてか、

「だっとー」が出ます。

先日、ずいぶんごきげんにすたすた歩くので今日は家まで歩くのかな?と思い、

途中でビール(500ml×6)と米(5kg)を買いました。

すると、店を出た瞬間に「だっとー」。

「今かよっ!」と、心の中で思いましたが、

良い父ぶってるので笑顔で抱きかかえました。

店からうちまでは300m程だと思うのですが、

左脇に子供(約10kg)を抱え、右手にビールと米と保育園の荷物を下げ、

ちょっと腕が攣りそうになりました。あんまり辛いので小走りでした。

傍から見たら変な親子だろうな、と思いながら汗を垂らしました。

「ちー」は、おしっこではありません。非常に便利な言葉で、

There is ~のときもあれば、please ~のときもあります。

絵本を持ってきて「ちー!」

納豆を指差して「ちー!」

犬を見かけると「わんわん、ちー」など、用法は無限大です。

でも、何がどう派生して「ちー」になったのかは謎です。

ちなみに我が家は、祖父、祖母、妻、僕、孫世帯で、

孫が誰を最初にちゃんと呼べるか、競争みたいなのが、

みんな気にしてないフリして、じつは水面下で勃発してたのです。

祖父は「おじいちゃん」とか「おじいさん」と呼ばれるにはまだ若いと、

変なプライドを見せてしまい、自分のことを「おっきいおとうさん」

とか呼ぶので、長すぎて絶対に呼んでもらえません。

プライドを捨て「じじ」とか「じいちゃん」にすれば勝機はあったのですが。

優勝最有力候補の妻は「ママ」と「おかあさん」で迷っていましたが、

「ママ」に絞り勝ちを獲りにきていました。

また、二番手の祖母も「ババ」で密かに1位を目論んでいたようです。

僕はといえば、「パパ」でも「父ちゃん」でも「おとうさん」でも

何でもよかったのですが、なんとなく「ちち」と呼ばせてみました。

だって、毎日「ちー」って言ってるし…。

で、結果は「ちち」圧勝です。

2トップの「ママ」と「ババ」は語感が似すぎてどっちかわからず、

唯一無二の存在「ちち」が娘の言語界にいち早く降臨したようでした。

未だに「ママ」なんだか「ババ」なんだかよくわからないまま。

「おっきいおとうさん」がプライドを捨ててしまい、

2着「じじ」で折り返し地点です。

しかし、娘の好きな人ランキングは

1位 お母さん(僕の妻)

2位 おばあさん(僕の母)

3位 保母さん

くらいの感じなので、子供の言語獲得に関しては、

好きこそものの上手なれとはいかないんだなあ、と関心しています。

(2014年7月12日/ゆきちゃんのちち)