橋本秀久さん●1939年群馬県高崎市生まれ。東京大学卒業。1962年三井化学入社。
1974年トパックスへ。2000年に退社後、JICA海外協力隊としてインドネシア、
フィリピン、スリランカ、ヨルダンの調査に。2009年6月、69歳の時
くも膜下出血を発症し失語症に。言語リハビリを受け、同年秋「東葛失語症友の会」
参加。2010年「若葉の会」入会。横張STの指導で水彩画を始める。
趣味はほかに写真、社交ダンス、ブリッジ。

横張琴子さん●1933年東京都生まれ。東京女子大学卒業。お茶の水女子大学児童福祉学科研究生修了。
言語訓練担当として足立ろう学校ほか障碍児支援施設などに勤務。
言語聴覚士(ST)として1979年〜2020年国立国府台病院、
1995〜2020年東京医薬専門学校勤務、1980〜2011年松戸市立病院ほか病院施設など勤務。
1980年〜「東葛失語症友の会」「若葉の会」主宰。1986〜2024年作品展「生命の灯ふたたび」開催。
著書に同名の作品集1、2など。
病気で得たものは大きい
40代〜60代の働き盛りに脳卒中や脳外傷などで身体や言語機能に重い障碍を負い、
病院でのリハビリ終了後も「死にたくても動けず死ぬこともできなかった」と述懐されたように、
失意と孤立の日々を過ごされていた方々がもう一度「生命の灯」を灯し、
輝かせていただきたく、言語訓練に合わせて仲間づくりと、
機能する非利き手側の手や口を使って書道、絵、工芸などの生きがいづくりに取り組んできました。
そんな中で、皆さんイキイキと仲間づくりや作品作りに取り組み、
見事な作品が作られてきました。
今月号から、月刊新松戸の表紙にこれらの作品を掲載していただくことになり、
楽しみにしています。
今月号の作者、橋本さんについてはプロフィールをお読みいただくとして、
身体的障碍はほとんどなくメキメキと作品の腕を上げるとともに、
お得意のカメラやパソコンの技術で会の運営の一翼も担ってくださっています。
「病気で失ったものはなく、得たものは大きい」ご本人の言葉です。
目次
四季折々 卯月
表紙エッセイ
想定外の日々かもね(105)久田 恵 「友人たちと『お茶会』を…そんなことを考えはじめている」
弁護士ノート(80)國分 玲名「お金が払えない…!どうしたらいい?」
まち情報 たて組
おだいじに(180)石井 秀幸 「平均寿命と健康寿命の違いは?」
新松戸トピックス
「第31回新松戸町会連合会vオリエンテーリング』が開催されました」
「第13回『花桃まつり』が開催されました」
ホームドクターの健康相談室(267)栄原 智文「[診察問答]個別避難計画」
こころの診察室(275)畑野 民栄 「道路陥没事故に思うこと」
関さんの蔵通信(157)棚井 行隆「幸谷村の年貢米」
おもちゃの病院から(212)立川 統「私たち表彰されました」
人のかたち/骨のはなし(77)村田 亮「スマートフォンの魅力に負けるな」
軽やかに生きる法則(193)小倉 克夫 「五感その2『耳』」
新松戸地図
協賛店からのお知らせ
暮らしの電話帳
不思議彩事記(518)流山児 祥「春 弥生、世界も日本も危機の時代?」
読者のひろば
今月の俳句 短歌 川柳 詩
誌上読書会(7)「死の壁 死ぬときに幸福な人」日高 善太
まち情報 よこ組
こちら、新松戸パトロール隊!(88)池田 武司「3月22日(土)防犯協会研修会を開催しました」
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編集室
今月の運勢(144)天道 象元
砂川コレクション「第31回 芹沢銈介作品展『型染めと吉祥の旅』開催中」