矢中興一●1947年茨城県下妻市に生まれる。父親の仕事の関係で6歳から東京の両国へ。結婚後、船橋に在住。2011年、東日本大震災の年、勤務先のマレーシアで事件に遭い脳挫傷による右半身麻痺、失語症、高次脳障害を発症。現在もリハビリ中。

横張琴子●1933年東京生まれ。東京女子大学卒業。お茶の水女子大学研究生修了。19581961年米オハイオ州に家族で滞在中、重度障害児施設でボランティア。1971年都内障害幼児養護施設、小・中学校支援学級などで言語訓練担当。1979年国立国府台病院、松戸市立病院などで非常勤勤務。1995年東京医薬専門学校非常勤講師。「東葛失語症友の会」「若葉の会」主宰。

優れたデッサン力で人物画や仏像画を

矢中さんは2011年、63歳のとき、

単身赴任先のマレーシアの路上で暴漢に襲われ、

脳に傷を負われました。

現地の病院で開頭手術を3回も受け、

1カ月後、まだ「食べる、話す、歩く」など がすべて困難な状態のまま、

現地の医師と看護師に付き添われて帰国。

ご自宅近くの病院に入院されました。

その後、リハビリ病院に転院して訓練を受け、

右半身麻痺や失語症は残存するものの、身辺自立して退院。

同年から(発症から6カ月後)、「若葉の会」に単身で参加され始めました。

明るい性格の方で、すぐにお仲間と打ち解け、

歌ったり、周りの人を笑わせたり。

左手での描画もメキメキと上達され、

優れたデッサン力を生かして、

素晴らしい人物画や仏像画を制作し続けていらっしゃいます。

目 次

四季折々 霜月

表紙エッセイ 横張 琴子

写真特集 石川県輪島市

弁護士ノート(87)狩野 優理子「もし、我が子が性犯罪被害に遭ったら」

まち情報 たて組

おだいじに(187)石井 秀幸 「30年前の発見でノーベル賞、遅すぎるのでは?」

新松戸トピックス 「故・大井弘好さんに松戸市教育功労者表彰」

「第15回『バラの写真コンテスト』結果発表!」

ホームドクターの健康相談室(274)三浦 聡雄

「喉に激痛…コロナ・ニンバス株の流行とワクチン格差」

こころの診察室(282)畑野 民栄

「トーマス・マン生誕150年記念 ドイツへの旅〈最終回〉」

軽やかに生きる法則(200)小倉 克夫 「後期高齢者と音楽の不朽の関係」

表紙の作品+α 矢中 興一・治子「暴漢に襲われ九死に一生を」

人のかたち/骨のはなし(84)村田 亮「名馬ハルウララを思って」

誌上・読書会(13)日高 善太「コレって辞典…? と疑問に思いつつ手に」

おもちゃの病院から(219)立川 統「Otama Toneってなに?」

協賛店からのお知らせ

新松戸地図

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暮らしの電話帳

不思議彩事記(525)流山児 祥 「秋晴れの下の美しい人馬一体〜この国は何処へ……」

関さんの蔵通信(164)高野 正志「江戸の大火(中)

北海道大雪山(旭岳〜トムラウシ山)縦走記① 三浦 聡雄

読者のひろば 新松戸/A・S

今月の俳句 短歌 川柳 詩

こちら、新松戸パトロール隊!(95)池田 武司

「千葉県内《特殊詐欺》大幅増!」「路上美化活動を実施!」

まち情報 よこ組

情報交換

編集室

今月の運勢(151)天道 象元

国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑 特別企画「伝統の古典菊」