岡村登志雄●1955年東京都葛飾区生まれ。5歳から松戸で育った。家電メーカーに勤務後、32歳で家業を継いで電気設備工事職に。60歳のとき脳梗塞のため左半身麻痺(左利き)、重度失語症の障碍を負った。

横張琴子●1933年東京生まれ。東京女子大学卒業。お茶の水女子大学研究生修了。19581961年米オハイオ州に家族で滞在中、重度障害児施設でボランティア。1971年都内障害幼児養護施設、小・中学校支援学級などで言語訓練担当。1979年国立国府台病院、松戸市立病院などで非常勤勤務。1995年東京医薬専門学校非常勤講師。「東葛失語症友の会」「若葉の会」主宰。

得意な言葉は「オオタニサン!」

岡村登志雄さんは、2015年12月に60歳で脳梗塞(心原性脳塞栓)を発症。

血腫除去手術を受け、左半身麻痺(左利き)、重度失語症の障碍を負われました。

発病後1カ月半で転院されたリハビリ病院で「一生車椅子生活」と診断され、

より良いリハビリを希望されて転院。

そこで自力歩行が可能になり、ご自身の気持ちも前向きに。

ちょうどそんなころ松戸市文化ホールで開催中だった

「生命の灯ふたたび」展(編集注:横張さんが2年ごとに主催されていた

障碍者の方々の書画作品展)をご覧になり、

とても感激されて若葉の会に入会なさいました。

元来、明るく意欲的だった岡村さんは、

奥様はじめご家族の支援を受けながら熱心に通われ、絵も言語もメキメキと上達。

ドジャーズの大谷選手の大ファンで、「オオタニサン!」と、

とてもきれいに発語なさいます。

「倒れる前よりもさらに穏やかに、感情表現も豊かになり、

私たち家族も今まで以上に明るく暮らしています」と奥様。

目 次

四季折々 神無月

表紙エッセイ 横張 琴子

想定外の日々かもね(111)久田 恵 「111回」

弁護士ノート(86)狩野 優理子「離婚するとき、マンションはどう分ける?」

まち情報 たて組

表紙の作品+α 岡村 登志雄・恵子「覚悟の瞬間」

おだいじに(186)石井 秀幸 「インフルエンザワクチン接種は毎年受けた方がよい?」

軽やかに生きる法則(199)小倉 克夫 「天災と人災」

ホームドクターの健康相談室(273)栄原 智文「『スポーツ観戦』と健康」

こころの診察室(281)畑野 民栄「トーマス・マン生誕150年記念 ドイツへの旅〈その3〉」

誌上・読書会(12)ももんが「時には心の安定剤、時には心のビタミン剤として」

人のかたち/骨のはなし(83)村田 亮「小さなかみ傷が大ごとに!? 犬・猫・人の咬傷リスク」

新松戸地図

古澤 久志の生成AI入門Lesson4 「チャットGPTはどこまで頼れるか?」

暮らしの電話帳

協賛店からのお知らせ

おもちゃの病院から(218)新米Dr.田代 秀夫 「新米おもちゃドクター奮闘記」

不思議彩事記(524)流山児 祥 「秋田で赤トンボを見た もうすぐ秋である」

関さんの蔵通信(163)高野 正志「江戸の大火(上)」

今月の俳句 短歌 川柳 詩

こちら、新松戸パトロール隊!(94)池田 武司「フィッシング詐欺にご注意ください」

まち情報 よこ組

求人/募集広告

情報交換

編集室

今月の運勢(150)天道 象元

「第7回 新松戸音楽祭」