高橋康一● 1961年岩手県奥州市生まれ。都立工科短期大学卒業後、三井ハウジング入社。1995年34歳で脳内出血、右半身麻痺と重度失語症を発症。岩手に帰り治療、訓練を継続。2002年松戸での訓練を希望し、岩手から毎月1回の通院訓練を開始。
横張琴子●1933年東京生まれ。東京女子大学卒業。お茶の水女子大学研究生修了。1958〜1961年米オハイオ州に家族で滞在中、重度障害児施設でボランティア。1971年都内障害幼児養護施設、小・中学校支援学級などで言語訓練担当。1979年国立国府台病院、松戸市立病院などで非常勤勤務。1995年東京医薬専門学校非常勤講師。「東葛失語症友の会」「若葉の会」主宰
表紙絵の作者・高橋康一さんのこと
35歳の若さで脳内出血を発症した高橋さんは、右半身麻痺と話すこと、字の読み書き、計算なども困難という重い失語症などの障碍を負われました。
就職されていた東京から岩手の実家に戻って7年間、病院や施設で訓練を受けられていましたが、やがて「障碍が重く回復は困難」と告げられ、深い失意の日々を過ごされていたとのことです。
2002年、ご家族が作品集「生命の灯ふたたび①」(脳卒中による重い障碍を超え、訓練を続けて創作された見事な作品とその経過/横張琴子 著)と出合い、松戸での訓練を希望。康一さんをご家族二人で支えながら来院されました。
その後、毎月1回岩手から通院訓練と言語や描画の自習課題に取り組み、絵や言語機能のほか、意欲、生活全般に著しい向上がみられ、岩手から単身で通って来られるようになりました。
目 次
四季折々 葉月
表紙エッセイ
想定外の日々かもね(100)久田 恵
「こころで念じればいいんだよ、と言っていた父と母へ」
弁護士ノート(84)枝野 緑「少年事件」
まち情報 たて組
おもちゃの病院から(216)立川 統「AUDI乗用バッテリーカー」
おだいじに(184)石井 秀幸 「個別化ワクチン療法とは?」
軽やかに生きる法則(197)小倉 克夫 「ペットとアニマルセラピー」
ホームドクターの健康相談室(271)栄原 智文「主観的認知機能低下とは?」
こころの診察室(279)畑野 民栄
「トーマス・マン生誕150年記念 ドイツへの旅〈その1〉」
新松戸トピック「快晴の夏空のもと『第39回新松戸まつり』開催!」
協賛店からのお知らせ
人のかたち/骨のはなし(81)村田 亮「熱中症を防いで運動習慣を守る『暑熱順化』」
新松戸地図
古澤 久志の生成AI入門Lesson2「チャットGPTってなんですか?」
暮らしの電話帳
不思議彩事記(522)流山児 祥「80年前の悪夢を繰り返してはならない」
関さんの蔵通信(161)金井 勝忠「明治初年の租税制度の改変(下)」
今月の俳句 短歌 川柳 詩
読者のひろば
こちら、新松戸パトロール隊!(92)池田 武司
「暑さ対策、熱中症対策を心がけましょう」
まち情報 よこ組
求人/募集広告
表紙の作品+α 高橋 康一/横張 琴子「作品、意欲、自信がモリモリ向上」
編集室
今月の運勢(148)天道 象元
「新松戸中央公園のケヤキの稚樹の引越し先を探しています」